北新地競馬交友録

引導

ハンカチ王子こと日本ハムの斎藤佑樹投手が出場選手登録を抹消された。
今季は2試合に登板し、0勝1敗、防御率8・22。
12日の阪神戦で今季2度目の先発をするも、4回を投げ8安打7失点の大乱調。
課題の制球に苦しみ、4イニングのうち3度も先頭打者に四球を与え、計5四球と大荒れの内容だ。
因みに今季初登板となった4月7日のロッテ戦でも、8四死球を与えていた。

12日の先発予想を見て前日に大喜びしたのは阪神ファン。
「斉藤や!楽勝やな〜!」
「日ハムもファンサービスは大概にしとかなあかんで」
「まだファンなんておるんかい?」
メートルが上がるのは無理もない。
自軍がメッセンジャーで、相手がハンカチ王子なら負ける事などまずないからである。
本拠地の札幌ドームでの晒し者、さぞかし辛かったのではないだろうか。

鳴り物入りでプロの道に進んだハンカチ王子も今年30歳を迎えた。
制球だけでなく、球の威力もナッシング。
3年目ぐらいから、流石にプロ野球では通用しないのは判っていたはず。
首脳陣が早く引導を渡してあげたら良かったのにと思うのは私だけではあるまい。
ハンカチ王子顔まけで、引退勧告を受けるのを待つばかりのおっさんが神戸元町ウインズにもいる。
もちろんマスターの事である(・∀・)

「毎年荒れる『マーメイドS』は今年も間違いなく荒れる。4.5.6.7.12.13.15の7頭3連単ボックス210点張りでいてこます」と結論付けたマスター。
「さすがマスターさんです。一目500円ですか?懐が深いですね」は熊本天草出身○原さん。
「アンタ、おちょくってんのか、100に決まってるだろう」
100円単位で馬券買うぐらいなら競馬を辞めると公言して憚らなかったのに、しかも偶然頼りの210点張りとは、もういい格好はしてられないとの非常事態宣言だ。

「第4コーナーから直線!トーセンビクトリー踏ん張っている!そしてエマノン!エマノンが追い込んで来る!ミエノサクシード!間を突いてミリッサ!更にアンドリエッテ!200を通過!外からバァフラーム追い込んで来た!間からワンブレスアウェイ!アンドリエッテ抜けた!アンドリエッテ!2番手ワンブレスアウェイ!3番手ミエノサクシード!アンドリエッテ先頭でゴールイン!」
1着 アンドリエッテ 国分恭介J
2着 ワンブレスアウェイ 津村明秀J
3着 ミエノサクシード 川島信二J
確かに荒れたのだが……….。

「15頭立てで7頭も買ってるのに、馬券圏内に信二のミエノサクシードしかいねえなんてどう云う事ない」と吐き捨てるように呟いたマスター。
まあまあ愉快な仲間たち、○原さんも、K君も床に散乱しているハズレ馬券に目を落として無言の業を決め込む、神戸元町ウインズ午後3時半過ぎ。
「下がっちゃ怖ぇ〜柳のお化けたぁこのことだ。○原さん、俺ぁ馬券が下手なんじゃねえかな?」
(え?今更それ云うか 苦笑)

「マスターさん、賭け事は流れだっていつも云ってるじゃないですか。今は流れが悪いだけですよ。あんまり深く考えない方が。今日は厄落としで不肖○原がゴチさせていただきます。お寿司は無理ですが、好きな物おっしゃってください」
「ありがとョ。気持ちだけ貰っとくわ。年金暮らしのお宅にゴチになる訳にゃ〜行かねえからョ。な〜にそこに1人いるじゃねか、来月になったらたんまりボーナスが入るお方がョ〜。な!K君」
「○野菜のしゃぶしゃぶでいいですか?」
「まあ、いいんじゃねえの」
「………………..」

ハンカチ王子じゃないが、K君マスターに引導渡してやったら?
骨までしゃぶられるぞ(*´Д`*)

皆さまお付き合い有難うございました。
明日も続きます!