北新地競馬交友録

引退宣言

元参院議員でプロレスラーの大仁田厚君が31日、東京・後楽園ホールで7年ぶり7度目となる引退試合を行った。
引退試合に先立って行われた引退セレモニーには、民主党政権時代に総務相を務めた原口一博衆院議員が激励にかけつけた。
原口さんと云えば、一時期はテレビを始め、しょっちゅうメディアに顔を出していたが、最近ほとんど見なくなったと思っていたら、『骨形成不全症』と云う難病を患っているそうな。
今回の衆議院選挙では、希望の党から公認を得て衆院佐賀1区に立候補を予定していたが、急遽無所属へ切り替えての崖っ淵の闘い。
それを勝ち切ったのだから、いかに地元の支持が強かったかが窺い知れる。

片や大仁田厚君。
過去6度の引退と復帰を繰り返し、何度も世間の批判に晒されて来た。
本人は「仕方のないこと。自分で決断して復帰するということは、批判されることを前提に、最終的に自分の中でどこまでやれるかという追求だったんで」と訳の判るような判らないような説明だ。
もっとも、プロレスどころか、生き死にの目にあっているのも事実。
1993年。過密日程による疲労から敗血症を起こし18日間も危篤状態に。医師からは「70%死ぬ」と言われたが、奇跡的に意識を取り戻した。

1度目は悲劇で2度目は喜劇、じゃあ7度目はと云えば…………それはそれで立派なのかも知れない。
「もうやめる!このままじゃ往生しちまう」7回どころか、100回は軽くかまして来たのが大阪北新地のマスターである(〃ω〃)

「土曜日東京最終レース、ダイヤモンドクラスに堅い馬がいる。イーグルバローズだ。前走、札幌の未勝利を見て、俺ぁ次走この馬が出て来たら絶対買おうと決めてたんだ。強いの強くないのって、K1のボブサップがチェーンソー持って突撃するぐれえ強え。しかも東京のダート1600は外枠有利。トドメはフランスの色男ルメールと来たら負ける訳がない。この馬が連を外すような事があったら、来週からの臨時国会で問題にならあね。オッズからして単複は無理だし、この人気で三連単なんて馬鹿げた馬券は問題外だ。ここは堅く枠連だ。発表!8枠軸流し、4ー8を2万5千、6ー8、2ー8、3ー8を各1万、1ー8を5千。しめて6万でご機嫌伺いと行こう」と結論付けたのだが………。

「4コーナーから直線!イーグルバローズ持ったまま先頭!残り400坂を上る」
ポン!とスタートを決めて楽に先頭をキープするイーグルバローズ。
「よ、よ、よっしゃ〜!デムーロはもういい。後ろから何でも来い!」とマスターが叫んだ刹那、「外目からオープンザウェイが2番手に上がる!」
「おい!馬鹿野郎!ダイダイは買ってねえ。ゴラァ!プリンス遠慮せい」と絶叫するも。
「200を切って坂を上り切った!突き放した!突き放した!イーグルバローズ独走!2番手オープンザウェイ!3番手からディアシューターが前に迫る!」
「拓弥!頼む!交わしてくれ!交わせって!あ〜ダミダ。この根性なしが!騎手なんてやめちまえ」
始まりがいつも雨なのがチャゲアスなら、終わりはいつも涙雨なのが競馬だ。
己の甘さを天井裏に置いて、大野Jを貶しても結果が変わるはずもない(*´Д`*)

「俺ぁつくづく競馬が嫌になった。23回走って1着が1回、2着が2回。連に3回しか絡んでねえオープンザウェイなんて買えるか。しかも過去不良のダートで16頭立ての14着だぜ。こったら馬が出てる事すら知らなかったよ。関東のジョッキーは甘えな。前が止まんねえ馬場だって判ってんのに、プリンスに楽なレースさせやがってよ〜。チョイと早く被せりゃ、はい!失礼しました!どうぞ!どうぞ!になるのは、チョンマゲ結ってフンドシ一丁で走り回ってた頃から決まってら〜ね。枠連5点買ってハズレたぁ〜どうゆう事ない。え!◯原さんよ。俺ぁ〜もう競馬やめだ!」
神戸元町ウインズで、スマホの通話ボタンをポチっとオフにする、熊本天草出身◯原さん。
「K君、マスターさんが競馬やめるってスマホで怒鳴ってました」
「あ〜また始まったの。何時もの事だから気にしないでいいですよ」
「…………….」

「へへへ!『天皇賞』はオッズが甘くなるから、ここで一発逆転を決めちゃる」
日曜日の朝には、何事もなかったかのようにスマホに繋ぎを入れたマスター。
7回の引退宣言大仁田厚君なんて可愛いものだ。
マスター、本当に引退したら(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

皆様、お付き合いありがとうございました。
明日も続きます。