北新地競馬交友録

世にも不思議な

今晩放送される『世にも奇妙な物語』のスタートは1990年で、現在は春と秋の年2回。
ニャンと!27年間も続くウルトラ長寿番組である。
タモリがストーリーテラーを務めるオムニバス形式で、毎回、「き!奇怪な!」と思わず声を出してしまうような物語が展開される。
テレビ東京にも負けていると云われているフジTVが、唯一と云ってもいい程健闘している番組だ。

この秋の見どころは、カイジでお馴染み藤原竜也の『夜の声』
大手IT企業のCEOとホームレスという2つの人生を1人で送る男を描いた作品。
冷徹な経営者でありながら、週末をホームレスの姿となりダンボールハウスで過ごすなんてWHY?、そんな奴おらんやろ!チッチキチなのである(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

『世にも奇妙な物語』は年2回だが、毎週「き!奇怪な!」と唸らされるのが競馬。
前走、後方でスキップしながら馬場掃除をしていた馬が、平気で2着、3着どころかアタマに来るんだから手に負えない。
はたまた、絶好調宣言が飛びだしていた馬が、実況で一度しか名前を呼ばれないなんて事も珍しい事ではない。
競馬!何とも、「き!奇怪な!」賭け事なるなりである。

「マスターさん、おはようございます」と熊本天草出身◯原さん。
「はいおはようさん。今週からG1もスタートするし、ちいとばかし気合い入れていくぞ。ポヤポヤしてたら今年が終わっちまわ〜な」
「いい馬いてますか?」
「おう!小学生とウサインボルトほど差があるド鉄板がいる。ズバリ東京『プラタナス賞』のルヴァンスレーヴよ。ところがだその話しを昨日の夜、京都馬主協会の会員さんで、若手バリバリのF社長に云ったら寒いですだってよ。それは何故かと尋ねたらベンベン!調教がめっちゃ軽いとスマホを見せられよ。き!奇怪な!と新聞で確認したらソエらしい」

「ほんとですね。11日の最終追い切り、Wコース85.7-69.9-55.3-41.0-13.0。モンドアルジェンテの外を2.3秒先行0.4秒遅れです。マスターさん、しかも現在単勝が1.3ですよ。こりゃ〜絶対買っちゃ〜いけないパターンです」
「判ってねえな〜、確かにソエで調教はセーブしたんだろうが、モノが違うよ!モノがよ〜。しかも屋根はイタリアの伊達男デムーロだぜ。鼻歌まじりで突き抜ける。相手は難しいが、豊のフィールスパーシュと圭太のソリストサンダーの2頭。ここは枠連だ6ー6のゾロ目を1万、6ー8を1万、念のため芝からダート替わり皇成のロードトレジャーの4ー6を1万で押さえる。締めて3万でご機嫌伺いと行こう」と結論付けた。

ルヴァンスレーヴが沈んで「不思議でも何でもない。あんな調教で来る訳がない」と馬鹿にされるような事態にだけはならない事を祈る。
ルヴァンスレーヴ!少しぐらい脚が痛くても我慢だ!我慢!