北新地競馬交友録

結局判らない

「あ〜あ長崎は〜今日も〜雨だった〜」ならさもありなんだが、8月に入ってから東京は16日連続で雨。
ぱらつく程度の雨を含む降水の統計は1968年からあるが、8月に16日連続で雨を観測するのは、22日連続の記録がある1977年以来40年ぶりの事だそうな。
ためしてガッテン山瀬まみならぬ、オホーツク海高気圧、通称『やませ』がその原因だとか。
気温も全然上がらず、21度なんて日もあるのだから、ビアガーデンを始め、暑くなくてはどうにもならない稼業にとっては、史上最悪の夏となった。
泣く子とお天気には勝てないと、ぱっとしない空を眺めては完全に諦めモードではあるが…………ちょっと待ったねるとん紅くじら団。
確か長期予報では今年の夏は猛暑のはずでは(・_・;
これだけ科学が発達しても、結局、薬局、郵便局でふたを開けてみるまで判らないと云う事なのだろう。

京都馬主協会会員さんが、若手Jをマスターの店に連れて来てくれたのは、山の日の1日前10日の木曜日の事。
「今週の乗鞍は土日で13鞍か〜。結構集まったね。ミーが出馬表を見たところ、土曜日のエイシンフレイヤと日曜日のメイショウモウコの2頭が馬券になる可能性がありと睨んでるんだけど」とマスター。
「エイシンフレイヤは決めてがもう一押しあれば勝ちあがれるんですが」
「にゃるほど、そんでちょいと聞きたいんだけど、メイショウモウコは何で芝の2000なんて使うの?いきなり4ハロン距離延長じゃ〜苦しいだろう」
「前走の着順から短いところは除外の可能性があったみたいですよ」
「ふ〜ん、じゃあインピタで最後に賭ける乗り方かね〜?」
「はい、そのつもりです」

「残り200を切った!メイショウモウコ突き放した2馬身!3馬身!リードが開く!2番手争いはギルテドアーマー!プライヤビスタ!メイショウモウコ!楽勝の逃げ切り勝ち」
ポンとハナを切って、後続に脚をなし崩しで使わせての堂々の勝利(^O^)/
「な、なんじゃ!こりゃ〜!インピタ終いに賭けるんじゃねえのか」
聞いていた話しと違うと、グリーンチャンネルを見ながら絶句するマスター。
おめでとうメールの返信は、「スタートが早かったので逃げました。ラストも余裕あって強かったです」
単勝1170円、複勝320円。
逃した魚は大き過ぎるとは云うものの、お天気じゃないが、走ってみるまで判らないのが競馬と云う事で………..。
馬券を購入した札幌のメイン『エルムステークス』
古川Jは2着を死守するも、ピオネロもモンドクラッセもクリノスターオーも行方不明で捜索願いが出る結末に涙、涙の日曜日となってしまった。

勝てばのお寿司はお預けのはずだったが、「マスター、少し勝ったのでシャブシャブでもどうですか?」と競馬友達のK君からのお誘い。
「あっそう、行ってやってもいいぜ」
「じゃ〜温野◯国際会館店で5時でどうですか?」
「こ!この野郎!食べ放題じゃねえか。この俺にそんな安モンの肉食えって〜のか?あ〜ん」
「失礼しました。少ししか勝ってないもんで。また、今度大儲けした時にお誘いします」
「いや、行ってやるよ。感謝しろよ」
「…………………」
「お姉さん!この安い肉美味しいな。おかわり持って来てちょ!」

お天気も競馬もお肉も…….結局判らないですな(≧∇≦)