北新地競馬交友録

ミザリーインデックス

人間は生涯学習である。
いくら競馬が好きだと云っても、読む雑誌は『週刊競馬ブック』、読む新聞は『大阪スポーツ』のみではいけない(~_~;)
先日の『日本経済新聞』に耳慣れない言葉が出ていた『ミザリーインデックス』。
はてさていったいなんぞや?と嫌々読んでみると、消費者物価指数の上昇率と失業率の絶対値を足した数値で、各国の国民生活の困窮度を評価。
ニホリカ語にすると『悲惨指数』だ(≧∇≦)
ランキングが下位なほど、国民の経済的苦痛が少ないと云う事らしい。

最新の調査によると、60カ国中、最下位はタイ、以下シンガポール、日本、スイス、アイスランドと続く。
堂々の一位で、1番悲惨な国民はベネズエラ。
原油価格の暴落や政治的腐敗によって経済危機に直面しているが、『悲惨指数』においても国民の経済的苦痛が大きいことが示された。
また、第2位はアルゼンチン、第3位はブラジルと続き、上位3カ国はいずれも南米の国である。
物価は上がるは、職はないはじゃお先真っ暗である。

もっとも日本は、我らが安倍ちゃんの努力にも関わらずデフレモードに逆戻り。
総務省が発表した3月の家計調査によると1世帯あたりの消費支出が29万7942円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1・3%減少し、13か月連続で前年同月を下回り消費者の節約志向が続いている状態。
人手不足で雇用は伸びても、物が売れなきゃ安くするしかないんだから、手放しでは喜べないがそれなりに暮らしやすい国であるのは間違いない。
バット!個人では『悲惨指数』NO1なのが……..。

「発表!京都6R500万下ダート1400テイエムチェロキー。考えてみりゃ〜5万からスタートして100万の壁は越えれなかったが、『雄太貯金』でいい夢を見せてくれた雄太に最後のマニーを託すのが人としての筋ってもんだろ。テン良し、中良し、終い良し。人気は豊のスマートレイチェルだろうが、未勝利ならともかくこのクラスで、不動の軸とは云えま〜が。買い目はあれやこれやじゃ〜抜けでアッチッチになって悔いが残る。テイエムチェロキーの単勝2万、複勝4万締めて6万で最後の突撃を敢行する」と『競馬貯金』最後の6万円を張り付けたマスター。

「さあ〜直線!先頭はスマートレイチェル!2番手はヒップホップスワン!外からマラードザレコード!内からケンシン!」
外枠から長めの芝コースを利して、楽にハナを切った武豊Jのスマートレイチェルが圧勝の構え。
片やテイエムチェロキーは押せども引けどもいっこうに前に進む気配がない。
「ダ!ダミダー」と悲痛な呻き声のマスター。
「200を通過!リードを広げるスマートレイチェル!4馬身!5馬身!これはもう決定的か!2番手は内からケンシン!外からブラックランナー!あるいはカムカムなど!先頭はスマートレイチェル!ゴールイン!」

「まあ〜見てなって、雄太の野郎4Rのテソーロで斜行してお仕置き喰らってるから、今日、明日は死に物狂いよ。テイエムチェロキーは大いに期待出来る!こりゃいただきだろう。そうさな〜8Rのブライスガウに全額転がすか」
レース前はくわえ煙草で、◯原さんに携帯で大ものを垂れていたのに…….まるで見所なし2番人気で7着とは(^^;;
しかも転がす予定のブライスガウが勝ち切って単勝530円、複勝210円も付いているんだからどうしようもない。

ついに『競馬貯金』の残高はゼロ。
ベネズエラの国民も悲惨だが、神戸市民のマスターも悲惨である。
そんなこんなでどん底のマスターを救ってくれたのは、やはり日本の至宝武豊Jとプリンスこと福永J。
そのお話しは、また、明日です。
お付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。