北新地競馬交友録

言霊

『愛の言霊~Spiritual Message~』by サザンオールスターズ

生まれく叙情詩とは
蒼き星の挿話
夏の旋律とは 愛の言霊

ヤーレンソーラン
呑めど What Cha Cha
閻魔堂は 闇や 宵や宵や
新盆にゃ丸い丸い月も酔っちゃって
由比ヶ浜 鍵屋 たまや

童っぱラッパ 忘れ得ぬ父よ母よ
浮き世の侘しさよ
童っぱラッパ 名も無い花のために
カゴメやカゴメ 時間よ止まれ
エンヤコーラ!!

生まれく叙情詩とは
蒼き星の挿話
夏の旋律とは 愛の言霊

『浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ』は天下の大泥棒石川五右衛門の辞世と伝えられる歌である。
盗人はさて置き、世に揉め事の種は尽きず、そんな時に相談に乗って貰うのが弁護士さん。
マスターの店にも何人かの弁護士さんがお見えだが、競馬大好き、我がJAPANで2番目に偏差値の高い大学を出ておられるのが新進気鋭のT弁護士。

ロジカルな思考を持っておられるのは間違いないが、「馬券を当てたいなら徳を積まないといけない」「言霊と云うのはあります」と、スピリチャルな発言も少なくない(≧∇≦)
言霊とは言葉に宿る霊の意で、古代の日本人は言葉に宿る霊力が,言語表現の内容を現実に実現することがあると信じていたのである。
マスターが後ろ向きの発言をすると、「危ない!危ない!本当に悪い事が起こりますよ」
それを地で行く事態になったのが……。

「この『皐月賞』は一筋縄じゃ〜いかねえよ。長年培った馬券術で凌ぐ。ファンディーナとペルシアンナイトの同居した4枠を軸にしよう。どっちも勝つチャンスは充分あるし、一頭がアチャ〜になっても、もう一頭が何とかするって寸法よ、相手は内から洋文のスワーヴリチャード、プリンスのカデナ、ルメールのレイデオロ、裕信のアウトライアーズ、圭太のサトノアレス、でもって康成のファンディーナとデムーロのペルシアンナイト。よって枠の1ー4、2ー4、4ー4を各1万。3ー4、4ー7を抑えで各5千。締めて4万で参加する」と宣言した。

「大歓声に迎えられて直線!ファンディーナ先頭!その外ダンビュライト!その内を狙ってアルアイン!最内からペルシアンナイト!」
ファンディーナが早めのスパートで抜け出しに掛かるがガス欠も、向こう正面から最内をスルスルと進出した、デムーロJのペルシアンナイトが突き抜ける脚色にマスター絶叫だ。
「どりゃ!デムーロ!デムーロ!デムーロ!デムーロ!」

「坂を駆け上がってアルアイン!アルアイン!内はペルシアンナイト!この2頭にダンビュライトが迫る!アルアイン!ペルシアンナイト!アルアイン!ペルシアンナイト!ダンビュライトは3着まで!」
1着 アルアイン 松山J
2着 ペルシアンナイト デムーロJ
3着 ダンビュライト 武J
ニャンと!9番人気のアルアイン、若武者松山Jが初のG1ゲットである。

「ねえ!ねえよ!6枠が。何でねえんだ!」と馬券に目を落として怒りまくるマスター。
「何でって買ってないからでしょ」とは口が裂けても云えない◯原さんとK君が黙りこくる神戸元町ウインズ午後4時前。
馬券はせっかく4枠から買ったのに、また、また鼻もかめないゴミと化した。

「Mちゃん、ま〜見てなって!明日は青い帽子がドカーンと来っからよ。そうさな〜たまにはドミノピザでもイートすっか?」
「ピザ大好きです。マスター宜しくお願いします」
「よっしゃ!よっしゃ!の太閤さんよ、まっかせなさ〜い。バット!最近ツイてねえから青い帽子は来ても、もう一頭は買ってねえ色の帽子だったりして、まさか、まさかな」とスタッフに与太を飛ばしていたマスター。

『皐月賞』の前日の土曜日、店で云ってた事が本当になってしまった。
T弁護士!言霊マジカルありますね。
マスター!ちゃんとアドバイスを聞けよ(~_~;)