北新地競馬交友録

債務超過

光る光る東芝
回る回る東芝
走る走る東芝
歌う歌う東芝
輝く光、強い力
みんなみんな東芝
東芝のマーク

東芝のケチのつき始めは不正会計の発覚だ。
利益の水増し額がニャンと!2306億円だったと云うのだから、こりゃ〜尋常な話しではない。
いくら、経営不振が明らかになると、株価が下落するだけでなく、株主や投資家からリストラを迫られることになり、経営陣の責任が追及されるのは間違いないとしてもやり過ぎである。

この事件が明るみに出る前は、北新地にあるマスターの店にも、某部長を始め社員の方達がたまにお見えになられていたそうな。
さすが一流企業の社員だけあって、飲みかたもきれいだし、会話も洒落ていて、女子スタッフにも人気があったのだ。
悪いニュースを目にするたびに、初来店の時に少し誇らしげに名刺を出されていたのを思い出して切ない気持ちになるんだとか。

そして、その傷も癒えぬ内に、買収した米原発建設会社『CB&Iストーン・アンド・ウェブスター』の赤字が最大6800億円規模に膨らむ恐れが明らかになり、債務超過で破綻の淵に立たされている(≧∇≦)
経営陣が責任を取るのは当然だが、一般の社員は、まさか日本を代表する企業に勤めて、こんな事になると思っていた人はおるまい。
なんとも、お気の毒な話しなのである。

「マスターさん、明日の狙い馬はなんですか?」熊本天草出身◯原さん。
「あ〜また週末かよ。何も毎週毎週競馬やることないじゃん。隔週で充分だぜ。さっきお小遣い帳を見たんだがよ〜、今年になって行方不明になったマニーが27万と2千だ。こったら事してたらローソンだけじゃなく、ファミマの法被も着なくちゃ追っつかねえぜ。いつ寝ろってんだよ〜」といい泣きが入っている。

「そろそろ当たるんじゃないですか?」と競馬友達のK君。
「くぬ野郎!人の事だと思っていい加減な事云うんじゃねえよ。どうしようもねえから『雄太貯金』解約すっかな。20万チョイにはなるだろう」
「駄目ですよ!駄目!駄目」
「ここは辛抱ですマスター」
◯原さんとK君に反対されて、それもままならぬとは悲惨を極めている。

「判ったよ。どうせ損してんだ。焼けのヤンパチ、日焼けの茄子よ。京都1Rのスマートアムールはまず負けようがねえ。しかも屋根がマカオ旅行を菜七子ちゃんと楽しんでリフレッシュした豊大明神で鉄板だろう。相手は内からスグルちゃんのダブルミステリー、若武者弘平のエイドローン、プリンスのドナペリドットまで。枠連にしよう本線1ー5、押さえ5ー7で万全だ」

「お幾ら万円ほど?」
「わざと聞いてんのか?あ〜ん!俺にマニーがねえのは知ってるだろう。恥かかせんな( ̄^ ̄)ゞ」と吐き捨てるように云ったマスター。
さすがに、1か月で30万以上は負けられないと、土日で使える金額が僅か2万8千円。
本線の1ー5を1万円、押さえの5ー7を4千円らしい。

東芝は大損しても、分社化やら、銀行の支援で乗り切れるかも知れないが、「馬券で損したから、チョイと都合してくれや」じゃ誰からも相手にされるはずもなく………..。

マジカル!当たって欲しい!