北新地競馬交友録

異変

ドイツで21日、ヨーロッパ9か国から、既成の政治の在り方や、EU=ヨーロッパ連合を批判する右派や極右政党の関係者、及びその支持者が集まり集会が開催された。
有名どころでは、大統領選挙を控えたフランス『国民戦線』のルペン党首、議会選挙が予定されているドイツからは『ドイツのための選択肢』のペトリ党首、さらにオランダからは『自由党』のウィルダース党党首らが怪気炎を上げた。
元々、イギリスのEU離脱で火が付きだしたところに、USAのトランプおじさんの勝利で、更に火が激しく燃え盛りだしたと云った所であろう。

そのトランプおじさんだが、就任早々、選挙中にブチ上げていた、TPP離脱とNAFTA再交渉を指示。
メキシコとの国境に壁を作る大統領令に署名し、週内にもテロ対策として、中東からの入国を制限する大統領令を出すのではないかとの憶測が流れている。
因みに、入国制限を受けると云われているのが、イラン、イラク、シリア、イエメン、リビア、スーダン、ソマリアの7カ国。
更に驚くべき事にホワイトハウスで行われたインタビューで、水責めに関する質問を受け、「イスラム過激派組織『イスラム国』が米国人の首を切断して殺害するなど数々の残虐行為を行っている現状においては『火に対しては火をもって戦う』必要があると」答えたのだ。
これだけ刺激すると、とんでもない事態が起こる可能性が高まってくる。

ビジネスの世界でも、どうやら大変な事が起こりそうである。
就任前には「ドランプはビジネスマンだから、無茶はしないであろう」とまことしやかに囁かれていたが………。
いきなり、日本との自動車貿易を不公平と決めつけた。
バット!日本からの対米自動車輸出には2・5%の関税が課せられるが、米国からの対日輸出の関税はゼロなのだ。
それでもUSAの車は売れない、あのフォードなどは一年間で3000台程度だと云うのだから、いかに日本人のニーズに合ってないのかが判ろうと云うものであろう。

トランプおじさんの批判は、もう、難癖レベルの話しで、まともに相手をする気にもならないが、恐らく確信犯なので始末に悪い。
就任後、トヨタ自動車が、いち早くズケ取りに走り、その具体策として2019年秋に米インディアナ州にある車両工場に約680億円を投資し、約400人を新規雇用すると発表したが、完全にシカトされた状態だ。
菅官房長官などは「なかなか手強い」なんて呑気な父さんをかましているが、そんな場合ではないだろう。
USA、ヨーロッパ共に異変が起こっている。
我らが安倍ちゃん!踏ん張ってくれ!

「マスターさん、第1回の中山、京都が終わりましたが、ジョッキーのリーディング見ましたか?」と熊本天草出身の◯原さん。
「おう!田辺裕信が頭で14勝、それに続くのがウチパク、竜二、康成とはたまげたぜ。圭太なんざ〜17位てんだから漫画みてえな話しだよな。もっとも昨年暮れのリーディング争いで、勝てそうな馬を全頭出撃!他のジョッキーの馬まで脈があると思えば強奪したとの噂まで流れたから必然かもな。まあ〜どの馬に誰を乗せるかは、俺たち下々の人間には関係ねえし、何の権利もないからどうでもいいけどよ。それにしてもルメールもデムーロもイマイチ、イマニだよな〜」

「デムーロJ、勝率は全然ダメですが、3着内率なら0.490ですよ。頭なしでヒモありってとこですかね」と競馬友達のK君。
「それよ!それそれ!だから馬券はデムーロの2着、3着付けの3連単フォーメーションなんていいんじゃねえか」
「それもありですね」
日曜日の競馬が終わっての反省会。
常日頃、競馬は勝ち馬を探す賭け事。
軸がビシッと!決まらないレースを買うのは筋が悪くて、2着、3着付けなんて馬券は邪道だと決めつけていたマスターだったが……あまりに当たらないので宗旨替えなのかも。
実際に新年からのリーディング争いに異変が起こっているのを見ると、それも手なのかも知れないが、全く持って情けない話しである( ̄^ ̄)ゞ

やりたい放題で無茶苦茶なドランプおじさんは、年内、長くて来年までだろうが、競馬は日本人Jが頑張るのはいい事だ。
田辺J!年末まで上位に踏み止まって、競馬を楽しくしてください!である。