北新地競馬交友録

馬券は枠連だ!

『世界の国からこんにちわ』 by 三波春夫

こんにちは こんにちは 西のくにから
こんにちは こんにちは 東のくにから
こんにちは こんにちは 世界のひとが
こんにちは こんにちは さくらの国で
一九七〇年の こんにちは
こんにちは こんにちは 握手をしよう

「三波春夫でございます!さ〜皆さんご一緒に!こんにちは〜こんにちは〜」

NHKの看板番組の1つ『歴史秘話ヒストリア』
歴史上の人物や大きな出来事の、今まで知られていなかった部分にスポットを当て紹介する番組である。
大人はもちろん、これからJAPANを背負って立つキッズ達にも是非見て欲しい番組だ。
先週金曜日のテーマは『1970年 大阪万国博覧会』
これがニャンとも懐かしかった。
『月の石』『人間洗濯機』『歩く歩道』『ケンタッキーフライドチキン』『お祭り広場』『電気自動車』etc。
『人類の未来と調和』をテーマに世界77ヶ国が参加。
その万博会場の真ん中に象徴的にそびえ立っていたのが『太陽の塔』である。
製作者はご存知、岡本太郎大先生!「芸術は爆発だ!」

「マスターさん!土曜日はいいレースありますか?」と熊本天草出身◯原さん。
「おう!モチのロンだがね。尾張名古屋は康太で持つ。どえりゃ〜強いでいかんわ。中京4Rヒラワニが勝負だが3Rタイセイプレゼンスにも気がある」
その宣言に買い目を聞いて来たのが、「マスターは馬券が上手い」とリスペクトしている、数少ないBARのお客さんで、この土日函館に旅打ちに行く某バイオ系商社勤務のY君だ。
「Y君、函館行くのか、そいつぁ〜馬主席を取って貰わねえといけないな。知り合いの馬主さんに頼もう」
「いいんですかね〜?馬主でもなんでもないんですが」
「な〜に、優しい方だから楽勝よ」
馬主席は京都馬主協会会員の山◯社長が二つ返事でお取りくださった(^O^)/
(社長、ありがとうごぜえますだ)

「で、中京3Rだがよ〜、6枠12番タイセイプレゼンスが2着を外す事はまずないと思う。相手は先行力がある7枠プリンスのロードセレリティー、好位から渋とく伸びる太のベストワークスの2頭で枠連6ー7が大本線だ。とは云うものの競馬の事だから枠の7ー7と、差し脚最強!6枠真一郎のオースミマルスとの6ー6のゾロ目を押さえれば、まず外れる事はねえ!」とタンカを切った。

「直線の攻防!シラーグランスを交わすかウォーターマクベス!200を切った!坂を上ってあいだからタイセイプレゼンス!」
スタートして、先行するはずのロードセレリティーが中団の外、ベストワークスとタイセイプレゼンスはその更に後ろ、オースミマルスに至っては最後方だと云うのだから、マスター顔面蒼白。
やっと坂を上って残り200タイセイプレゼンスが伸びて来た。
「康太!康太!コンニャロ!差せ!差せ!康太」
「タイセイプレゼンスが抜けた!大外からオースミマルス!」
「よっしゃ!デケタ!」と一声。
「緑の帽子2頭の競り合い!タイセイプレゼンス!オースミマルス!タイセイプレゼンス!オースミマルス。タイセイプレゼンス先頭でゴールイン」

1着 タイセイプレゼンス 藤岡康太J
2着 オースミマルス 秋山J
3着 メイショウクノイチ 酒井J
馬連 11ー12 3350円
枠連 6ー6 4290円
ニャンと!枠連が馬連より1000円近くもついたもんだからマスター大威張りだ。
「へへ〜枠のゾロ目は嫌う人間が多いから、たまに馬連より付くんだよな〜。どんなもんでえ!」
Y君も函館競馬場で万歳三唱。
岡本太郎大先生が「芸術は爆発だ!」なら、差し詰めマスターは「馬券は枠連だ!」と云ったところか( ^ω^ )

調子に乗って、中京4R枠連勝負で悲惨な目に合うお話しは明日ですね。
皆様、宜しくお願い致します。