北新地競馬交友録

手の平返し

「STAP細胞はありまーす」
おぼちゃん事、小保方晴子ちゃんが手記『あの日』の出版に続いて、『婦人公論』で作家・瀬戸内寂聴さんと対談し、この2年半の胸の内や対談に至る経緯などを明かした。
対談は7ページにわたり、心身ともに極限の状態で命をつないだ苦しみを打ち明けた。
「朝起きると、よし昼まではどうにか頑張って生きよう。昼になると、どうにか夜までは頑張ろう。夜になると、ああ、また明日が来てしまう…」
少し誇張があるようにも思えるが、四面楚歌で周り全てが敵とも云える状況なのだから、これに近い状態であったと推察される。

この騒動について、北新地の名探偵マスターの推理はこうだ。
「俺ぁ〜オツムが弱ぇ〜から、科学的な事は判らなねえが、どうもおぼちゃん1人を悪者にして幕引きをはかろうとしてんじゃねえか。ジャーナリストの大宅健一郎さんによれば、STAP細胞の作成に関しては2段階あり、前段の培養はおぼちゃん、その細胞を使って若山教授がキメラマウスの育成していたとの事だ。元々おぼちゃんは若山教授の部下で、その指示のもとに研究や論文をまとめていたと云うんだから、若山教授の責任が一番重い。それが風向きがおかしくなったもんだから、全部おぼちゃんにおっ被せたんじゃ〜ねえのかな。もしおぼちゃんが主体で不正を行こなっていたなら、こんだけ世間から袋叩きにあって、とてもじゃねえが生きてられねえぜ。どうにもこの騒動は胡散臭せ〜」

『リケジョの星』
マスコミがこれでもか!これでもか!とおぼちゃんを持ち上げて大騒ぎ。
控え目な印象を与える和風美人ながらも、今どきのファッション、コテで毛先をカールした女子力の高さ。
割烹着を着た写真や映像も連日流し続けた。
それが一転、怪しいとなればリンチとも云える報道を垂れ流しあとは知らんぷりとは(≧∇≦)
手のひら返しのマスコミに、ヨレヨレになりながも反撃開始のおぼちゃんに、汚名をそそぐ日が訪れるかどうかは神のみぞ知るだが………..。

「マスターさん!土曜日は何を買いますか?」熊本天草出身◯原さん。
「うむ!フランス野郎の度肝を抜いた世界の豊大明神に託してみてえ。2Rのクリノメリクリウスと10Rのブラックスピネル。単複それぞれ1万、併せて4万でご機嫌伺いと行くか」との宣言だ。
「さ〜!直線コース!チャイマックス!ブレイキングザロウ!馬体を併せての叩き合い!チャイマックスが抜けた!内からスルスルとスノードルフィンも追い込んで来るが!突き放したチャイマックス!圧勝!ゴールイン」
好発を決めた武豊Jのクリノメリクリウス、3番手に付けて絶好の展開と思いきや直線に入って失速。
最後はスキップしてるんだから、これにはマスターが怒った。
「豊の野郎!何やってんだよ!フランスから帰って来て時差ボケかましてんじゃねえか。あんにゃろう!粘りのない騎乗やりやがってアタマ来たぜ!」
常日頃、「豊大明神!日本の宝!神かも知んねえ!」ベタ褒めしているくせに、2万円やられただけで「豊の野郎!」とはお里が知れると云うものである(^_^;)

「直線コースに入ります!ノーブルマーズが先頭!ロイカバードが差を詰めます!外から5番ジョルジュサンク!更に外からは9番ブラックスピネル!大外4番メートルダールも追い込んで来た!」
道中、中段にじっくり構えたブラックスピネルが直線で追い込み体制。
「どりゃ!豊大明神!差せ!差せ!差しちまえ!いてこませ!」と大声援を送るマスター。
「残り200を切ってノーブルマーズ粘っている!外からブラックスピネル!メートルダールも伸びて来る!さー!ブラックスピネル!メートルダール!内はノーブルマーズ!広がってゴールイン!」
1着 ブラックスピネル
2着 メートルダール
3着 ノーブルマース
単勝560円、複勝190円で7万5千円の払い戻しにマスター万歳三唱だ。
「豊の野郎(♯`∧´)」とこき下ろしていたのから一転「さすが豊大明神よ!やるときゃやるね〜。てえしたもんだぜ!」と手のひらを返して絶賛の嵐なのである。

マスターは恥知らずだから仕方ないが、おぼちゃんに手のひらを返して、総攻撃を掛けたマスコミの報道を鵜呑みにする訳には行かない。
おぼちゃん!云いたい事があるなら云い続けろ。
負けるなよ!

皆様、お付き合いありがとうございました。
また、明日、宜しくお願い申し上げます。