北新地競馬交友録

いざ!オークスへ

『一夏の経験』by 百恵山口

あなたに女の子の一番
大切なものをあげるわ
小さな胸の奥にしまった
大切なものをあげるわ
愛する人に 捧げるため
守ってきたのよ
汚れてもいい 泣いてもいい
愛は尊いわー
誰でも一度だけ 経験するのよ
誘惑の甘い罠

まだ5月の後半に入ったばかりだと云うのに、気温はグングンうなぎ登り。
大阪では29度と云うのだからびっくりぽん!である。
梅雨の前に一足も二足も早く初夏の陽気が到来した。

「マスターさん!『天皇賞』『NHKマイル』『ヴィクトリアマイル』に続いて、『オークス』でもう一丁と行きたいですね」と熊本天草出身○原さん。
「気楽に云ってくれんじゃねえか。今年はマジカル難しい。桜花賞馬ジュエラーが故障、天馬メジャーエンブレムが『NHKマイル』に回って、一番人気は『桜花賞』ハナ差2着のシンハライトで2.6倍とは(´・Д・)」力があるのは認めるが、なんせ1600までしか走った事がねえんだもん。4ハロン伸びるオークスでそこまで信頼出来るかね〜甚だ疑問だ」
「でもマスター、オークスは距離適性よりも完成度と昔から云いますよ」と競馬友達のK君。
「そんな事ぁ〜、わざわざ君に云われなくても判ってら〜ね。こっちとら35年以上馬券と取っ組み合いしてんだ。1996年第57回オークスで女傑エアグルーヴに食らいついたのは、ロゼカラーでもエリモシックでもなく、短距離血統で人気を下げたファイトガリバーよ」

「でしたらシンハライトですね!マスターさん」
「う〜ん、2枠3番がな〜。なんせチンマイお馬さんだろ。ごちゃついてぶつけられたら……..。今まで9番より内で出走した事がねえんだよな〜。謙一も後方から覚悟を決めての直線勝負には滅法強いが……….」
悩みに悩むマスターに、「日が暮れますよ」とK君。
「うる星!うる星奴らのラムちゃんよ。3連単1着に上がりの脚なら5寸!圭太のチェッキーノと今度こそ勝たせてやりたい謙一のシンハライト、2着、3着にその2頭と内から距離合いそうな!洋文ペプチドサプル、剛脚!康誠アドマイヤリード、復調気配!将雅デンコウアンジュ、逃げ宣言!ルメールのエンジェルフェイス、忘れた頃の!正義フロンティアクィーン、馬体回復!裕信レッドアヴァンセ、ハイジも応援!ベリーのロッテンマイヤーさんだ」
「マスター、福永Jのアットザシーサイドは?『桜花賞』3着ですよ」
「あの走りは1600までだろう。買いたくね〜な、買いたくねえが来たら悔しくて暴れる君になっちゃいそうだから入れとくか。○原さん何点張りだ?」

「1着に2頭、2着、3着に10頭で144点張りです。無茶苦茶取りガミがありますよ(≧∇≦)」
「たわけ!取りガミが怖いなら3連単なんて買わね〜よ。上等じゃねえかマニーが全てなくなる訳じゃねえんだ。一目300で4万3千と200か?中途半端だから、ここんとこお世話になってる謙一と圭太、シンハライトとチェッキーノのワイドを6千800、締めて5万でいてこます!」と宣言した。
百恵山口ちゃんは、「誰でも一度だけ経験する」と唄い上げたが、2400mの距離を、選び抜かれた乙女達が初めての経験する『オークス』
「女の子の一番大切なもの」ならぬ、命より大切なお金を賭けるマスターに幸あれ(^_^)

いざ!オークスへ!