北新地競馬交友録

大攻勢

「まぁ~つりだ祭りだ祭りだキタサンまつ~り~♪、これが競馬の、祭りだよ~」
北島三郎オーナーの歌声が淀にこだました。
馬主歴53年目の快挙である。
セントライト記念の結果から、ご本人も手応えを感じていたのは想像に難くない。
さぞかし馬券でも勝負したんだろうな〜(^_^)

マスターのお世話になっている京都馬主協会会員の某馬主さんも勝負の週となった。
ニャンと!土日で7頭出しの大攻勢なんだからこれは凄い。
そこいらのヘッポコクラブが束になっても叶わない出走数だ。
吉と出ればいいが、もし悪い成績を連発するようだと……….ショックの大きさも半端ない。

「マスター、○○先生7頭出しですね」
「おう!先の不幸な大戦を引き合いに出すのはなんだが、国家総動員体制てなもんよ」
「勝ちますかね?」
「もちのロンだ2頭は確実に勝ち負け。後は展開、ジョッキーの腕次第よ」
「いいところ教えてください」
馬主さんのお弟子さんが、マスターにアドバイスを求める北新地午後10時前。
よくぞ聞いてくれたと膝を乗り出した。

「天から雨が降ろうが、槍が降ろうが買わなきゃいけないのが、土曜日京都6Rのハッピーエムよ。相手はタマモリド一頭。天よし、中よし、終いよし同士の一騎打ちだ。優作も主戦の忠士が新潟遠征で鞍が回って来たんだから、こんなチャンスはねえわな。本人もその辺の事たあ〜承知の助よ。馬連でもいいがワイドならダイヤモンドクラスに堅い!紀○銀行からマニー借りてでも買わなきゃダチカンゾ!」と鼻の穴を膨らまして力説だ。

「残り200を切った!クイーンズシアターは後退、ハッピーエムが2番手から迫ってくる!タマモリド!ハッピーエム!タマモリド僅かに振り切ってゴール」
ハッピーエムは無念!の2着。
国分優作Jの騎乗はほぼパーフェクトだったが、最初から最後までハナを譲らなかったとは、相手がちっとばかし強かった。
ワイド7ー10番で240円ついた。
マスターいわく「小学生でも取れる馬券よ!」
(もちろん馬券は20歳になってからです(≧∇≦))

その京都6Rの少し前。
新潟では小坂Jが奮戦したが…….。

お話しの続きはまた明日です。
皆様、お付き合い宜しくお願い申し上げます。