北新地競馬交友録

優作Jに続け!

先日、テレビで面白い番組をやっていた。
『大阪(関西人)のここが嫌い』これが笑えた。
•図々しい
•なんでも値切る
•デリカシーがない
•一緒にいて恥ずかしい
•声が大きい
•服のセンスが酷いetc………..。
全て当たっている(笑)

その中でも、1番笑えたのは、明らかに判るウソを付く事。
「阪神の藤波にカーブの投げ方教えたんは俺や。ナンボか貰わなあかんで」
関東の人は、「そんな奴いないでしょ」と思われるだろうが、この手の話しはゴロゴロしている。
とにかく、話しは大きければ大きいほどヨシ!とする土壌がある。

「俺の先祖は後醍醐天皇の流れをくんでんねん。やんごとなき血筋や。お前ら庶民とはランクが違うんや」
(戦前なら不敬罪で一発アウトである)
「徳島に帰ったら、山5つ持ってる大地主や。定年なったら四国に帰って悠々自適やがな」
因みに座って5万、おシャンパンを抜いて更に5万。
別嬪さんに囲まれてふんぞり返っている、北新地のクラブでの話しではない。

立ち飲みのメッカ京橋の『七○屋』ダークダックス状態での話しで、まさに無法地帯なのである。
何で、徳島に山を5つも持っている人間が、タイムサービス200円の梅チュウハイを、もう一杯頼むかどうか思案橋ブルースなのか意味不明。
恐らく、関東なら「こいつ頭が狂ってる」「関わりたくない」等の大顰蹙を買うのは間違いなし。

バット!大阪は違う。
「なんや〜山5つかいな。小さいの〜。高知の半分は元々、俺の祖先が持ってたんや」
こんな発言が許されていいのかと思われるだろうが、周りの人間は皆ニコニコ海苔で聞いている。
関西人のいいところは人に優しいところだ。
お金のあるなし、地位の高低を基準とし、いち時期流行った言葉で云うなら、決して『勝ち組』とはいえないであろう人間に特に優しい。

柴田未崎J(38歳)
一度は騎手を引退して調教助手になったものの、今一度騎手として頑張りたいと、再試験に受かってのチャレンジ。
ホームグラウンドである関東から、この9月1日関西に拠点を移して勝負をかける。
マスターが面識があり、関東から関西に拠点を移して、結果を出している騎手と云えば、ご贔屓中谷雄太J(モズライジンおめでとう!)
そして国分優作Jだ。

「激しくいい筋肉してんね。惚れ惚れするぜ」
「減量が大変ですけど、追う力は自信あります」
某馬主さんに連れられて来て、マスターと面識が出来たそうな。
その優作Jが、『キーンランドカップ』殿下の愛馬ティーハーフで、大一番に臨む。
一番人気は間違いなしで、プレッシャーも掛かると思うが、渾身の追いを期待する。

ハートブレイクを乗り越え、関東から関西に移籍の柴田未崎J。
関西人はガサツでおっちょこちょいが多いけど、人に優しくて、情に厚いのは間違いない。
「何の力にもなれねえが、俺も応援させて貰うぜ!」とマスター。
頑張って男になってくれ。
その前に!優作Jお手本宜しく哀愁だ!

頑張れ!ティーハーフ!
頑張れ優作J!