北新地競馬交友録

はじめてのおつかい(レース)その3

『はじめてのおつかい』を見た影響で、ウルトラ苦手なメイクデビューの馬券を購入したマスター。
中京5Rは「調教よ〜し、血統よ〜し、厩舎よ〜し」で、買ったら来ない、買わなきゃアタマのジョッキに不安を覚えながらも、ジュンバルカン単勝で勝負と相成った。

「マスター、どスローですね」
「まあ新馬は折り合い重視なんで仕方ねえ。そろそろペースが上がるだろ。ほら!スグルちゃんが上がって行った。ユウイチ付いて行けよ〜。なぬ?……..」
ウルトラスローペースと見て、スグルちゃんのユーチェンジが上がって行ったのに、ジュンバルカンはまるで動かずΣ(゚д゚lll)

「ユウイチ頼む!行ってくれ。頼む」
マスター、両手を合わせてお祈りのポーズも無駄。
ブラックスピネルとゼンノタヂカラオが直線で併せ馬。
そのままでフィニッシュだ。
あれだけスローだと前が止まる道理がない。

「こんな事が許されていいのかよ〜。マジあたまがグラグラ煮えて来た」
「ですから相性が………」
「そう云う問題じゃねえ。6Rも買うぞ!フランスの至宝ルメールJが乗るレッドラウダが3着を外す事はねえ。
セトノチーターとのワイドなら鉄板だ!」

マスターの鉄板、固いはプッチンプリンも顔負けの柔かさ。
3着、5着で「ハイ!お疲れさん」て云うんだから笑うしかない。
「帰る!」
「え、まだ1時前ですよ。勝負はこれからでしょ」
「これからも、あれからもあっか!
こっちとら金の成る木がある訳じゃねえんだ。やってられっか」

完全に拗ねちゃった。
ユウイチJ、マスターをあんましイジメないであげてください。
マジ頼みまス(≧∇≦)
しかし、はじめてのおつかいも難しいが、はじめてのレースはもっと難しいなマスター!