北新地競馬交友録

間違い

忘れた頃にやって来るのが天災と云われているが、忘れた頃にブチかましてくるのが半島の黒電話。
最近の式典や公式行事では、己のDNAがモロ現れている娘を傍に置いてご満悦である。

この、寒さが少し緩んだ週末、年明け以来のミサイルが発射された。
北海道・渡島大島の西およそ200キロの日本海に午後6時27分ごろ落下。
我がニホリカのEEZ=排他的経済水域内だと云うのだから、事は深刻である。

親父の将軍様の時代から始まった核ミサイル開発。
国民がどれだけ困窮に喘ごうがお構いなしで、核ミサイル一直線なのに、未だに、固体燃料すら使いこなせていない。
要するに、オツムの具合が宜しくない。

もし、予定のコースや距離を外れて、我がニホリカに落ちたらどうなるのか。
今の状況では、遺憾砲を北京経由で発するか、USAに返しをして貰うしかない。
ニャンともお寒い限り。
無力な国ニホリカ。

間違ってTOKIOにミサイルが落ちないと、目が覚めないなんて、この国の未来は暗いぞョ。

「ノリ!遠慮せい!」
旅先の沖縄で拳をクルーザーの上で突き上げる北新地の盆暗。
それを嘲笑うかのように、粘る池添Jのプラダリアを外から鼻歌交じりで交わして行く、マテンロウレオと横山典J。
勝ったドゥデュースからプラダリアの馬単を7500円持っていただけに、天仰いでため息を付くばかりだったのが、先週の日曜日の話しである。

「マスターおはようございます。先週もダメでしたね。」はニホリカで3番目にオツムのいい学校を出て、堂々プライム企業勤務のK君。
「ああ、ノリが余計な事しやがって、俺に喧嘩売ってやがる。」
「ハハハ、横山典J、マスターの事なんて知りませんよ。」
「たわけ!そんな事は判ってるっちゅ〜の。」

「まあ、一人で旅行なんて行くから罰が当たったんじゃないですか。」
「ホットケーキ!今週こそ当てる!と云いたいところだが、G1の『フェブラリーS』の面子見ただろう。阪神タイガースの二軍かってんだ。どの馬も帯に短し襷に長し。何が来るか全然判かんねえじゃん。」

「マスター、いつもは判っているんですか?」
「お宅、全く持って嫌な事云うな。発表!枠が厄だが内から、調教に2度の栗東通い圭太のドライスタウト。忘れた頃のスグルちゃん&ミスター稲男のメイショウハリオ、圭太から乗り替わり瑠星!漢になるかレモンポップ。後は、前走でラストやる気を見せたケンシンコウまで。」

「馬券はどのように?」
「馬連、ドライスタウトとレモンポップに2万と5千。メイショウハリオからその2頭に平で1万。ケンシンコウの単複平に2千と5百で応援だ。」
「外枠、3番人気川田Jのレッドルゼルを無視していいんですか?」
「もう7歳だろう、しかも1400までの馬だ。」と、ひとっぱたき。

半島の黒電話のミサイルは間違っても我がニホリカに落ちて欲しくないが、馬券は間違いでもなんでいいから当たってくれと、心底願う北新地の盆暗だが……..さて。