北新地競馬交友録

泥沼

時事通信社が15日、内閣支持率が前月比12%減の32.3%に急落、政権発足後最低になったと報じた。
また、27日に開催予定の安倍晋三元首相の国葬に対する賛否でも賛成25.3%に対し、反対51.9%と“ダブルスコア”である。
支持率低下の引き金を引いたのは、某宗教団体との問題ではあるが、そもそも、国のトップになっても何も決める事をせず、ひたすら嵐が通り過ぎるのを待つだけ。
バット!ワイドショーで非難されると、ダッシュ勝平で小手先の対策を打ち出す体たらくだ。

そんな中、一番驚いたのは、かの国にわが国の排他的経済水域にミサイルを5発もぶち込まれたのに、内閣改造の人事の事で頭が一杯。
国家安全保障会議を開くのを忘れていたと云うのだから、開いた口が塞がらない。
この事でハッキリしたのは、スワ!有事の際にはまるで役に立たない人間だと云う事であろう。
政治評論家達が口を揃えて云うのは、興味があるのは人事と目立つ事だけ。
それ、外交だ、経済だ、安全保障だ、なんて全然興味がないらしい。

核を持った3カ国に日々恫喝を受けているような我がJAPANではあるが、白熊君はウクライナで一杯一杯。
黒電話は、わざわざ打ち込むメリットがないし、そんな事をした途端に、USAにフルボッコにされ国が滅ぶ。
昔風に云うならば、仮想敵国は彼の国一択である。
その国に明らかに喧嘩売られているのに、誰を大臣にするのか考えるのが楽しすぎて、まるで興味がないと云うのだから、何をか云わんやである。
いくら馬鹿揃いのニホリカ人でも、「流石にこいつは危ない。」と気が付き始めた。
支持率はこれからも下がり続けるのは間違いあるまい。

お〜い!泥沼に脚を取られてるぞ!
大体が国がなくなったら、誰を大臣にするかなんて意味ないっちゅ〜の。

「ルメール!もう行け!間に合わん!ルメ公行けってんだ!馬鹿野郎!ふざけんな。」
北新地の盆暗がテレビに、お里が知れる絶叫を浴びせかけたのには理由があった。
「謙一のメイケイエールはど鉄板、1200でも3着以内の括りならルメールのソングラインで何とかなる。漢度胸の一ズク勝負だ。」
『セントウルS』で何年かぶりに勝負がかりも、ソングラインはスピードに付いて行けず、恥ずかしながらの5着。
携帯で慰めのLINEを送って来てくれた、熊本天草出身○ 原さんに、「もう生きているのが嫌になった。」と泣きを入れたのが、先週の日曜日の出来事だ。

「マスターおはようございます。」は競馬友達のK君。
「何だよ!日曜日の朝っぱらから。こちとら連日の深酒でフラフラ。しかも今日から沖縄にトラベルの予定が台風14号のせいでパー。不貞寝してんだ。人様の眠りを妨げる奴は、ぶん殴られても文句云えねんだぞ!」といきなり絡みついいる。
「まあ、まあ。ルメールJには酷い目に合いましたね。いくら直線の長い中京だからって、もっと早く動かなきゃダメですよ。」
「もういいって、あんなポンコツ野郎に一ズグも放ったテメエーの馬鹿さ加減を笑うっきゃねえョ。当分、馬券買うやめるわ。かん拾いしてる方がナンボかましだ。」

「そんな、また、また出来もしない事を。」
「切るぞ。」
「あの、お預かりしている資金はゼロになってしまってますが、10万ぐらいまでなら大丈夫です。ある時払いの催促無しって事で使ってください。」
「ば!馬鹿野郎!それを早く云ってんだ。発表!中山11R『ラジオ日本賞』3連単フォーメーション。一列目、二列目、三列目に内から、武史のウィリアムバローズ、新のロードエクレール、巧也のウッシュバテソーロ、そしてご贔屓裕信のケンシンコウ。三列目にプラス1.8.11一目5百の60点張りでどうだ。」
泣き言を並べていたのに、購入資金を立て替えると聞いた途端、スラスラと買い目を伝えたと云うのだから、とんでない人間なのである。
ただ、買いが細いのは少しはお利口さんになったのかも。

もっとも、借りたお金で賭け事をし出したらお終い。
どっかの度外れた無能なトップのように泥沼に脚を取られなければいいのだが……さて。