北新地競馬交友録

そろそろ何とか

『梅田からナンバまで』by じゅんじありやま あんど まさきうえだ

今日は朝から雨 いやな天気やけど
もうぼちぼち でかける時間
いつものように この道を通って
さあ 君に逢いに行こう

待ち合わせに 遅れないよう
君と逢ったら 傘さして
散歩しましょう 御堂筋でも
梅田からナンバまで

心ウキウキ 僕はドキドキ
さあ これから 楽しいデイト

映画をみるのも おもしろいけど
今日はやっぱり 腕組んで
散歩しましょう 御堂筋でも
梅田からナンバまで

昼下がりの イチョウ並木も
今では すっかり 枯れたけど
散歩しましょう 御堂筋でも
梅田からナンバまで

散歩しましょう 御堂筋でも
梅田からナンバまで

緊急事態宣言が発出されている大阪府。
5月1日の陽性者は1262人で、治療中の重症者が415人となり、41人の死亡が確認された。
府下の医療ソースを全集中で打ち込めればいいのだが、何が何でも新型コロナ患者は見ないと、徹底抗戦の構えが少なくないのだから状況は厳しい。
もちろん其々の事情はある。
9万床強のベットがあっても、新型コロナウイルスに対応出来るのが、3千床程度ではいかんともし難いのだ。
流石に見るに見かねた、白い巨塔阪大が昨日、重い腰を上げた。

一応5月11日までが緊急事態宣言の予定だが、とても解除は無理であろう。
昨年の対応で国が大間違い、今更、慌ててもどうする事も出来ない。
御堂筋をお散歩するなんて、いつになる事やら。
ワクチンが行き渡るまで、三年寝太郎でもういいや!

「マスター、おはようございます。殆ど、連絡がありませんが元気されてはりますか?」は、Japanで3番目にオツムのいい学校を出て、堂々一部上場会社勤務のK君。
「元気がいい訳ないじゃん。腰の圧迫骨折、高血圧、糖尿気味と三重苦だぜ。まさかてめーの身体が、こんなにガタが来てるとは思わなかった。やっぱ新型コロナ野郎のせいで、完全な引き篭もりになってるのが良くねえんだョ。そう云や、君の母校も久しく塹壕に隠れていたが、やっと新型コロナ野郎と闘う気になったみたいだな。」
「学部が違いますから、関係ないです。」

「そうですか。そいつは失礼致しました。失礼と云えばエアロロノアの謙一だ。なんなら!代打の古キチ先輩にイチコロパンで、おそぼにされてやがんの。3勝クラスで強くてもオープンとなりゃ〜てなところか。勉強になったョ。」
「今日は『天皇賞』ですね。アリストテレスどうするんですか?」
「問題はそれよ、それそれ。馬場は前回ほどは悪くならねえだろうが、阪神も使い込んでるからな〜。竜二の出番なのかも。」

「大外ですが、川田Jのオーソリティはどうですかね。前走ダイヤモンドSで渋とい脚を使ってました。」
「ふ〜ん、君が推奨馬を云うなんて珍しいじゃねの。それに乗っかるわ。オーソリティ3連単一頭軸マルチ、相手内から1.2.3.5.7.12.14の126点張り。一目4百でどうだ。ウイン、ユーキャン、オーソリティと来たら120万はあるぜ。まあ、どうせ外れるだろうけどョ。」と結論付けた。

新型コロナウイルスに蹂躙されて、手も脚も出ない大阪。
それに歩を合わせるかのようにハズレ続けるマスターの馬券。
どちらも、そろそろ何とかなって欲しいのだが……さて。