北新地競馬交友録

2でいいんだ

我がJAPANのあちこちで、雨後の筍のように出て来ているのが、俄かラグビーファン。
海外から来ているファンと、コンビニの前で大騒ぎしてはた迷惑極まれりだ。
何でもいい、とにかく騒ぎたいと云うレベルの人間なのは間違いないが、あれほど盛り上がる試合を繰り広げられたら、致し方ない部分も無きにしも非ずだ。

『ラグビーW杯2019』1次リーグA組 は、日本がサモアを38―19で破って開幕3連勝とし、勝ち点14で再びA組首位に立った。
7点差に迫られた後の後半35分から、スピードスター福岡堅樹、カリフラワー頭松島幸太朗がトライを追加。
4トライ以上で与えられるボーナスポイント1も獲得する劇的勝利であった。

日本中が沸いている中で少し複雑な表情なのが、京都馬主協会会員で、下は芦○崇信幼稚園ひまわり組の真司君から、上はお達者倶楽部のシゲ爺さんまで知っている某企業トップ。
それは何故かと聞かれたベンベン!
10月19日、東京スタジアムで行われる、プールB1位とプールA2位の準々決勝チケットを購入済みなのである。
まさか、日本が世界ランキング2位のアイルランドに勝つとは………….。
更に、サモア戦の勝利&ボーナスポイントで、プールAを1位通過する可能性が高まってしまった。

某トップが、「2でいいんだ!2で!」と昨晩云ったかどうかは、マスターのみぞ知るなのである(≧∇≦)

「マスター、おはようございます。土曜日は」
「シャラップ!それ以上云うな。俺ぁ〜久々に深く傷ついてんだ。まさか○原さんの与太話が現実のものとなるとは、参った、参ったの成田山新勝寺だっちゅ〜の。」と、競馬友達のK君に圧を掛けたマスター。
競馬は信じられない事が普通に起きる。

「はい、はい、本日はどうします?」
「夕方から北新地麻雀同好会の寄り合いがあっから、シーメはなしだがウインズには顔を出す。『京都大賞典』はデムーロのグローリーヴェイズで何もねえからつまんねえ。買うなら『毎日王冠』の方だろう。圭太のダノンキングリーが単勝1.9とズンない人気だが、ルメ公ならともかく圭太だぜ、圭太。ポカは大有りだ。」

「ダノンキングリーを切るんですか。さすがマスター漢ですね。」
「たわけ!そったら馬券買えるか。2着付けだ。発表!馬単!夏の背広で裏無し。1着に明秀のアエロリット、プリンスのインディチャンプ各1万。ジェントル幸のケイアイノーテック、シュタルケのペルシアンナイトに各5千でご機嫌伺いだ。」と結論付けた。

懐が寒いのか、自信がないのかは定かではないが、随分と小張のマスター。
ダノンキングリーが突き抜けて、某トップのように、「2でいいんだ!2で!」なんて事にならなければ良いのだが…….さて。